お役立ちグッズ紹介~家族構成に応じた備えについて~
桜の便りが聞こえ始め、新生活をスタートさせた方も多いのではないでしょうか。新しい生活を始めるときは、防災グッズをそろえておくことも大切です。
東京都は、2020年を目標に、地震や風水害の自然災害に対して、都民・地域、企業、行政があらかじめ備えるべき防災の取組を示す「東京の防災プラン」を平成26年12月に策定しています。あらかじめ備えるべき自助(自分で自分を助けること)・共助(家族、企業や地域コミュニティで共に助け合うこと)・公助(行政による救助、支援のこと)それぞれの取組について、防災意識の変化や取組状況等を定期的に明らかにするため、「東京の防災プラン進捗レポート2017(http://www.bousai.metro.tokyo.jp/bousai/1000019/1002553/1003730.html)」が東京都防災ホームページ(http://www.bousai.metro.tokyo.jp/)で紹介されています。一部抜粋すると、自助の取り組みのうち日常備蓄を始めた家庭は、15年度の41.9%から、16年度には45.6%に上昇、長期保存水・飲料水を3日分以上備蓄が、41.1%から44.7%に上昇しているようです。この数字からも、日常備蓄への意識・関心が高まっていることが分かります。さらに、「都民の備蓄推進プロジェクト」では様々なイベントを通して日常備蓄の大切さを呼びかけているようです。日常備蓄をわかりやすくまとめたリーフレットをダウンロード(http://www.bousai.metro.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/554/002.pdf)できるようになっており、これを見ると家族構成によって備えておくべきものが異なるということがわかります。たとえば、乳幼児1人がいる家庭では、通常の備蓄品に加え、粉ミルク2箱、離乳食なら1週間分以上(アレルギー対応)おしりふき1パック(ウエットティッシュとしても代用可)、おむつ1パックなどです。そして、高齢者1人(女性)がいる家庭では、やわらかい高齢者用食品1週間分以上、常備薬、補聴器用電池6個、入歯洗浄剤1箱などです。ご家庭の家族構成によって、どのようなものを備蓄すべきかを家族で話し合う時にも利用できます。このリーフレットには、主な備蓄品目についてチェックリストもついているので、防災グッズをそろえる際に参考にしてはいかがでしょうか。