みずがめ君からのおはなし~災害発生時、ペットは?
すっかり秋の気候になり過ごしやすくなって参りました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。台風の心配もありますが、季節の変わり目でもありますので体調管理にも気を付けたいものです。
さて近年、飼育されているペットは2000万頭を超えると言われているそうです。東日本大震災の時もペットを連れて避難できなかった、避難したが避難所での過ごし方に苦労したなど様々な問題に直面した方もいらっしゃいます。ペットと共に暮らす皆さまは、災害発生に備えてペットのための避難準備や、事前の調査はしてありますか?
仙台市では、平成17年からペットとの同行避難訓練も実施されているそうです。いざ、災害が発生した際大切なペットとどこにどのように避難するのか、事前に自治体の動物担当部署に相談や確認をしておくことも大切です。普段からの躾や健康管理はもちろんのこと、「一緒に避難できるのか(その時までに準備しておくものを明確にしておく)」、「災害時も自宅でそのまま飼育できるのか」、「車中避難や、テント避難などの備えや練習はしているか」、「一時的に預かってもらえるところはあるのか」など、改めて確認しておく必要がありそうです。東日本大震災発生直後では、ガソリンなどライフラインが滞り、ペットに関する物資は緊急車両として認められなかった事例もあったそうなので、自宅のペットに関する一定の備え(最低5日分できれば1週間分といった目安で)も見直してみてはいかがでしょうか。
特に室内だけで生活をしている動物にとっては、外出だけで大きなストレスになることも考えられます。様々な形で訪れる環境の変化に対応できるように備えてあげることで、少しでも非日常のストレスを減らしてあげられるはずです。ペットにもそれぞれの個性があると思いますので、どのような避難方法が良いのかを考えてあげてみてくださいね。
環境省のホームページからガイドラインを示したパンフレットがダウンロードできます。
「備えよう!いつもいっしょにいたいから」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2309a.html
(2020/10/01)