秋も深まりだいぶ日暮れが早まり、朝晩も肌寒くなってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

皆さんはご自宅で備えている防災用具にロウソクは入っていますか？ひと昔前には、停電などで明かりが無いときにも多くの家庭で使われていました。ロウソクは照らす範囲が狭く、燃え移る危険性もありながら使用していましたが、現在は小型バッテリーやLEDの普及が防災用品にも変化をもたらしています。LEDは低電力で照度も高く、バッテリーも小型で高容量になりこれらを使った懐中電灯やランタンがホームセンターなどでも手軽に購入できるようになりました。

中でも停電時に屋内で使う場合には、広範囲で照らしてくれるランタン型をお勧めします。置いたままで利用できるので、両手が使えて便利です。LEDランタンは種類も豊富で、乾電池式やUSBケーブルで充電するバッテリー内蔵式もあり、LEDライトを点灯させることに加えスマートフォンなどのモバイル機器の充電にも使えるものまであります。使用目的に合わせて、いくつか用意できると安心です。さらに、見慣れた形の懐中電灯は照らす範囲は狭いですが、遠方を照らすことができます。家の中ではランタンを置いたり、吊り下げたりして使用し、屋外に出なければいけない可能性を考えて懐中電灯も備えておくと、どちらも災害時に重宝するのではないでしょうか？LEDの明るさはルーメン数で変わり、調整できるものや、電球色や昼光色など色の種類も様々です。明るさや色調、連続点灯時間、バッテリー容量などを基準に選んでくださいね。

そして、防災グッズはいざという時すぐに取り出せるところにいつも置いておくと、暗い中で探さずに使用できます。本棚や戸棚など、目につくところに置きましょう。また、すぐに使える準備としてバッテリーの充電も定期的に行い、ロウソクとライターも備えておけば準備万端ですね。

時代の変化とともに防災の知識も、製品も変わっていきます。日頃から意識して情報をアップデートしていきましょう！（2020/11/02）