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大丸鐵興の災害時の防災についてのコラム

みずがめ君からのおはなし~ペットの防災対策~

毎日の記録的な暑さでいのちの危険を感じるこの頃ですが、皆さまはお元気にお過ごしでしょうか?室内にいても熱中症対策が必要なこともあります。十分注意してお過ごしください。

さて、今回は担当者の私事で恐縮ですが、最近猫を飼い始めたこともあり、災害時におけるペット(特に猫ちゃん)の対応についてお話ししたいと思います。ペットオーナーの皆さま、ご自分の避難場所の確認や防災グッズの備えがバッチリでも、猫ちゃんやペットたちのことをお忘れではありませんか?

「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(指針)」では大災害時にはペットの犬や猫は飼い主と一緒に避難させることを原則としています。災害発生時、猫はすばやく身を隠したり、犬もパニックになってしまったり、普段とは違う行動をとることがあります。飼い主である私たちもまずは自身の安全確保を第一に、ペットがどこにいるかを把握できているといいかもしれません。その後、落ち着いてペットと一緒に避難しましょう。

しかし、実際にペットと避難所に行った経験がないと疑問や不安は尽きることはありません。地域によって差もありますので、定期的にお住まいの地域の避難所がどんなところか、飼っているペットについてどんな対応を取れるのか、調べておくことも大事でしょう。

避難時に必要なペット用品は備えていますか?猫の場合は代表的な物で、ハーネスとリード(避難所ではぐれたり周囲に迷惑をかけたりしないように)キャリーケース(軽くて持ちやすく丈夫なものだと◎)、ごはん(食べなれているものを一週間分)、食器(持ち運びに便利な折りたたみ)、ポータブルタイプのケージ(少しでも自由に動ける持ち運びできるケージ)、折りたたみトイレ(猫砂やペットシーツも一緒に入れておく)、迷子札(避難所で首輪に付けられるようにする)、汚物を入れる用の袋(においが漏れないもの)などが必要です。また、避難所での生活はペットだけでなくほとんどの人にとって非日常の不便な生活になります。周囲の人に配慮できるように、ペットとオーナーさんの信頼関係をしっかりと築いて日常的なしつけを身に着けて、少しでもペットたちの不安な気持ちを落ち着かせてあげられるようにたくさんコミュニケーションを取ってあげましょう。災害時にご自宅でペットと一緒に避難生活を考えている方は、上記ほどの備えは必要ありませんが、ご自宅の災害リスクをハザードマップで調べておくことと家具や家電の転倒防止策は行っておきましょう。

9月1日“防災の日”も近いので、人とペットの災害対策について調べてみるのも良いのではないでしょうか。たくさんの癒しと惜しみない愛情をくれるかけがえのないペットたちと、災害時も一緒に乗り越えていけるように、日常生活の中に避難に備えた習慣を身につけてあげたいものですね。(2023/8/8)

防災製品等推奨品マーク 防災推奨 一般社団法人防災安全協会

DAIMARU 大丸鐵興 株式会社

みずがめ君

住所:茨城県猿島郡境町下小橋867-8

電話:0280-87-8677